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予測よりも聞いたり奏でたりに時間を使う

Joi ItoとSeth GodinのQ&Aインタビュー を読んだ。

うんうん唸って思案をめぐらした挙句、あれもこれもやりたいといった総花的なサービスとなり、それまでのサンクコストが大きすぎて、あるいは組織の問題で(切り込み隊長の失敗大型案件に関するエントリーは面白い)後にも引けない。これではダメ。

やっぱり走りながら考える。サービスだったら、小さく作って体験してもらってフィードバックに耳を澄まして、次のバージョンに反映させる。小さく小さく、小まめにバージョンアップしていく。そのために組織を小さく維持し、事業を縛るものをできるだけ避ける。

今を感じ、その本質を見極めて、世間より1歩先のサービスを提供する。

こうありたいものです。

Joi ItoとSeth GodinのQ&Aインタビューより

僕の考えでは、物事というのはあまりにも複雑すぎて、何が起こるのかを合理的に予測するのは非常に難しい。やたらと考えまくるよりも、周囲で起こっていることを察知し、洞察し、素早く反応することのほうが遥かに重要だ。

自分のセンサー全てを最大感度で稼働させるには、予測したりああでもないこうでもないと言うよりも、聞いたり奏でたりするのに時間を使う必要があると思 う。そうすることで、しばしば嵐が来る前に発端となった蝶を見つけることができる。そしてなぜか直感的に「こいつがその蝶なんだ」とわかる。

テレビもネットも両方やってるが正解

M1F1総研のリサーチで、M1層F1層とも自宅で1番長い時間していることでも「インターネットをする」を上回り「テレビ番組を見る」がトップだったとのこと。

CNET 若者は“テレビ離れ”していない–M1・F1総研の調査で明らかに

一方、2009年6月の博報堂DYメディアパートナーズの調査発表では、東京都内に住む20代男性では、PCインターネットの利用時間がテレビ視聴時間を抜いた、となっていた。

CNET インターネットの利用時間、20代男性でテレビを抜く–博報堂DYメディア調査

一見すると矛盾するリサーチ結果だ。

M1F1総研のほうは東京だけでなく、関東1都3県が調査対象だからか?

いや、そうではなく、ダブルスクリーン、メディア接触が多重化している点を考慮して設問していないから、調査結果がぶれるのではないか。

というのが仮説。

仮説の裏づけはこちら。

japan internet com テレビのながら視聴、食事を抜いてインターネットがトップ

リサーチ結果をどのように判断するかは、個人の自由なので、自分の中で事実として取り込む前に、自分なりの納得感が出るように裏づけ調査するのは価値のある行為なんではないかと思った次第です。

は“テレビ離れ”していない–M1・F1総研の調査で明らかに

PS3でテレビ番組録画torne

テレビ番組録画は目下超HOTなサービス投入合戦が繰り広げられていますね。

http://pocketnews.cocolog-nifty.com/pkns/2010/01/dmmt.html

Cell RegzaのPanasonicに続いて、今度はPS3のSCEですか。

ガラポン.tvが大手とまともに戦っても勝ち目がないので、まずは小さい市場に、シンプルに核心をつくサービスを展開しようと思います。「イノベーションのジレンマ」に、大企業が小さくて参入できない市場の戦略的重要性が説かれてたのを心の拠り所にして。。。