ルーターに手動でポート開放設定を行う


ガラポンTVは自動でルーターに対してUPnPという方式で宅外視聴可能なように設定しますが、ルーターがUPnP対応にもかかわらず自動で宅外視聴可能なようにならない場合もあります。その場合、ルーターに対して手動でポート開放をしていただくことで宅外視聴が可能になります。
ルーターに手動でポート開放設定※を行う手順を説明します。

※「ポート開放設定」はルーターのメーカーごとに呼称が異なります。
ポート転送、ポートフォワーディング、ポートフォワード、ポート変換、静的IPマスカレード、アドレス変換、ポートマッピング、静的アドレス変換、静的NAT、NAT転送、仮想サーバーなどと呼ばれています。

※IPv6では宅外視聴に関してトラブルが多いです。以下の接続モードではポート開放ができません。プロバイダにIPv4PPPoE接続に戻したいと要求してください。IPv4PPPoE接続であればルーターにポート開放できて宅外視聴可能です。
・IPv6 IPoE接続
・IPv4 over IPv6
・v6プラス
・transix
・OCNバーチャルコネクト
・IPv6オプション
・クロスパス
・v6 コネクト
IPv6関連ヘルプ>を参照ください。

1)ポート番号を固定化する
ガラポンTVサイトのネットワーク設定画面にて「ガラポンTVで利用するポート番号(ガラポンTVアクセスポート)」を「手動設定」にして、ポート番号を任意の番号(例:53696番※)に設定してください。
※63081番~63099番は設定しないでください。ガラポンTVが自動でポート開放する際に利用するポート番号になります。
※手動設定にするとガラポン端末からルーターに対する自動ポート開放設定(UPnP)は行われません。

2)ガラポンTV端末のプライベートIPアドレスを固定化する
ガラポンTV端末のプライベートIPアドレスがDHCP割り当てのままですと、プライベートIPが変わるたびにポート開放設定を再設定しなければなりませんので、ガラポンTVサイトのネットワーク画面にてガラポンTV端末のIPアドレスを手動設定にして、以下の内容でネットワーク設定を保存してください。

IPアドレス:DHCPの割り当て範囲外の任意のプライベートIPアドレス(※1を参考)
ネットマスク:255.255.255.0(お客様のネットワーク環境によって任意のものを)
ゲートウェイ:(ルーターのプライベートIPアドレス)
DNS:(ルーターのプライベートIPアドレス)

※1
ガラポンTVに固定的に割り当てるIPアドレスの決め方にはいくつか方法があります。
1-1:ガラポンTV端末に固定的に割り当てるIPアドレスをルーターのDHCP割当対象から除外する
1-2:ルーター設定で、ガラポンTVのMACアドレスを指定して、そちらに対して固定的にIPアドレスを割り当てる
(ガラポンTVのMACアドレスはレジストリキーと同一です)
1-3:DHCPの割当範囲をルーターに設定します。例えば、DHCPの割り当ての開始IPアドレスが192.168.1.2 で、割り当て個数が100の場合は、開始IPアドレスの「2」+割り当て個数「100」=「102」から「255」までが割り当て範囲外となります。この場合なら「192.168.1.105」などをガラポンTVに固定IPアドレスとして割り振ります。
なお、開始IPアドレス+割り当て個数の足し算の結果255以上になる場合は、割り当て個数を減らしてください。
(開始IPアドレスが192.168.1.2 割り当て個数:253の場合は、割り当て個数を200に減らして、202から255の間でご設定ください)

3)ルーターに対してポート開放設定を行う
ルーターのマニュアルを参考に以下の内容でポート開放設定を行ってください。

WAN側ポート(変換対象ポート):ガラポンTVサイトのネットワーク設定画面にて設定している「ガラポンTVで利用するポート番号(ガラポンTVアクセスポート)」例)53696番
LAN側ポート(宛先ポート):63080番
宛先:ガラポンTV端末のプライベートIPアドレス(上記手順2で固定化したIPアドレス)
プロトコル:TCP

上記の設定が完了しましたら、ルーターやモデムなどのネットワーク機器を再起動してください。

その後、ガラポンTV端末の正面中央のボタンを長押しして、ガラポンTV端末を再起動してください。
(もし、正面中央のボタンを長押しして再起動しない場合は、本体背面のスイッチをOFF→ONしてください)

ガラポンTV端末再起動してから10分ほどおいて、
宅外からガラポンTVサイトにログインして、現在放送中の番組が視聴できていれば宅外視聴成功となります。

▼上記を行っても宅外視聴NGだった場合、
ルーターによっては、WAN側のポート番号とLAN側のポート番号が違う場合、ポート開放設定が正しく動作しないものがあります。
(例:NECのAtermauのBL1000HW
この場合は、ガラポンTVサイトのネットワーク設定画面にて設定している「ガラポンTVで利用するポート番号(ガラポンTVアクセスポート)」を”63080”に指定し、WAN側もLAN側
63080番で揃えてポート開放設定を行ってください。

▼個別ルーターの設定方法解説
NTTルーター(PR400、PR500、PR600など)
Buffalo製ルーター
NEC製ルーターAterm
SoftBank E-WMTA2.2 J18V115.00
au BL1000HW
eo光 eo-RT100
ケイオプティコム eoベーシックルーター BAR100M02
ケーブルTVインターネット用ルーター「BCW702J」
Docomo Wi-Fi STATION SH-52A
WiMAXルーターWX06

▼それでも宅外視聴NGだった場合、
以下1~4を調査した上で[こちら]よりお問合せください。

1.ご契約のインターネットサービスプロバイダ名・プラン名
2.宅内の壁のインターネット回線口からガラポンTVまでに存在するモデムやルーターのメーカー名・機種名・型番を、全ての機器について明記してください。
記述例:壁-NTT光回線モデム「PRー400MI」-無線ルーター「Buffalo・wzr-1750dhp2」-ガラポンTV
3.ルーターの接続情報表示画面(WAN側IPアドレスが表示されている画面)の画面キャプチャor写真。
4.ガラポンTVと同じLANに接続したパソコン、もしくはスマートフォンから宅内接続は可能かどうか