ポート開放できていない:アプリのP2P接続について


通常、ガラポンTVは、ガラポンTVを設置している場所のルーターに対して指令(UPnP方式の指令)を出してルーターの「ポートを開放」します。

これにより宅外(ガラポンTVを設置した場所の外部)から、視聴端末(PCブラウザやiOS/Androidアプリ)にてガラポンTVにアクセスすることができるようになっています。
具体的には視聴端末からガラポンTV設置場所のルーターに対してアクセスが来て、ルーターの「ポート開放」設定により、外部からのアクセスがガラポンTVへと転送されるという仕組みです。

このガラポンTVからルーターに対しての「ポート開放」がうまくいかない場合があります。
下記のような原因があります。
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1.ルーターが多段構成となっている
[対処法:多段構成を回避する]

2.ルーターがUPnP指令による自動ポート開放に対応していない・うまくいかなかった
(ex.UPnPを無効にしている、ソフトバンクAirを利用している
[対処法:手動でルーターにポート開放設定を行う]

3.ガラポンTVと接続したルーターにグローバルIPアドレスが付与されていない
(ex.マンションの全戸共有ネット環境、WiMaxのグローバルIPアドレスオプションに未契約イッツコムでプライベートIPアドレス契約しているなど)
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そして、ルーターのポート開放がうまくいかない状態だと、下記1、2のようになります。
1.PCブラウザを利用して宅外からガラポンTVサービスを利用することはできません。このためチャンネル設定やハードディスク設定などのブラウザ画面を利用するシステム設定も宅外からはできません。(宅内からはできます)

2.iOSアプリ/Androidアプリは宅外からガラポンTVサービスを利用できます。
この場合、「P2P」という方式で宅外からガラポンTVサービスを利用することになります。
この「P2P」方式はルーターのポート開放の役割を使わずに、ガラポンTV-視聴端末間で論理的な専用通信経路を常時確保し通信する仕組みです。ポート開放に比べて、処理に時間がかかり、かつ、ガラポンTV-視聴端末間で通信の瞬断なども許されません(瞬断があると再度アプリ起動からやり直しが必要)。このため「アプリが不安定である」と思われる方も多くいらっしゃいます。

類似ヘルプ:海外からのアクセスで再生が途切れる

ご自身のiOSアプリ/Androidアプリが「P2P」で接続しているのか、それとも「ポート開放」で接続しているのかは、アプリを起動し「アプリの管理」画面の「端末接続」の箇所をご確認ください。
「P2P」となっていれば、すなわち「ガラポンTVの設置場所ルーターへのポート開放がうまくいっていない」状態です。「宅外接続」であれば「ガラポンTVの設置場所ルーターへのポート開放がうまくいっている」状態です。「宅内接続」はガラポンTV設置場所と同じLAN/Wi-Fi上の視聴端末からのアクセスです。

ルーターのポート開放に成功した状態で使うことが最も好ましく、ルーターのポート開放できていない=「P2P」利用は緊急避難的にお使いいただくとよろしいかと存じます。

※「ポート開放設定」はルーターのメーカーごとに呼称が異なります。
ポート転送、ポートフォワーディング、ポートフォワード、ポート変換、静的IPマスカレード、アドレス変換、ポートマッピング、静的アドレス変換、静的NAT、NAT転送、仮想サーバーなどと呼ばれています。